家いくら?|住まい・暮らしのコラム

vol.5不動産

女性にオススメの街 第1回「恵比寿」

既に女性に人気の街、これから人気になりそうな街、今は人気薄でも女性に是非知って欲しい街などを紹介します。

「住みたい街ランキング」の上位常連の恵比寿ですが、特に女性の支持が強いような印象もあります。しかし「女性が大好きなオシャレな街」と思われているのは何故でしょうか?
歴史を振り返れば、恵比寿がオシャレな街としてイメージが定着したのは、思ったほど昔ではありません。

ビール工場からはじまった恵比寿の街

JR恵比寿駅の発車音は映画『第三の男』のテーマ曲。というよりもヱビスビールのCMソングという方がピンとくるでしょうか。ビールとは切っても切れない縁が深い街が恵比寿です。サッポロビールの本社が『恵比寿ガーデンプレイス』内にありますが、この街のランドマークである恵比寿ガーデンプレイスは、サッポロビールのビール工場跡地に建設されました。なにせ「恵比寿」という駅名も地名もこのビール工場が由来です。

ビール工場があったことを覚えているのも50歳以上の方に限られるでしょうか。1980年代には工場の引き込み線の留め置きした列車がビアホールとして使用されていました。現在もアメリカ橋に近い場所にあるビアレストランが『ビヤステーション恵比寿』という名前を引き継いでいます。

タワーマンションと商業の複合開発は恵比寿ガーデンプレイスで確立された?

当時は大型の商業施設はなく、駅前に商店街があるだけで、それも直ぐに途絶えて直ぐに住宅地になるような小さく地味な街でした。

転機は1994年。恵比寿ガーデンプレイス開業です。1980年代の赤坂・六本木の「ア―クヒルズ」からはじまる都内の大規模再開発ですが、オフィスが入る超高層ビル、商業施設と飲食店街、高級ホテル、美術館や映画館などの文化施設、そしてタワーマンションという複合再開発の定番メニューは恵比寿ガーデンプレイスで確立されたと言っていいでしょう。

タワーマンションと商業の複合開発は恵比寿ガーデンプレイスで確立された?

買い物天国の恵比寿はやはり「女の都」?

なんとなく「恵比寿は若い女性向けのお店が多い」と思われている感じもしますが、実際はどうなのでしょうか?JR恵比寿駅の商業施設『アトレ恵比寿』を例に、そのあたりを確認してみましょう。アトレ恵比寿は従来からあった本館に加えて2016年に西館が開業しました。本館だけの頃は20代30代の働く女性を念頭においたテナント構成でしたが、西館のオープンに際して、世代を限定せず恵比寿エリアに住む人にターゲットを変更したそうです。それは街の周辺に居住者が増えたことに対応しています。西館でのブランド構成はファッションだけではなく、カフェやオーガニックレストランなどの飲食店の比率が高めです。

まず、地下に「ザ・ガーデン自由が丘」4階に「成城石井」と2つのスーパーマーケットを入れます。確かに「普段の買い物」ですが、ぐっと高級寄りに振っていますね。1階の駅前ロータリーに面した一等地には、NY流ハンバーガーとして話題になった「シェイク シャック」。2階より上階にもアパレルブランドがプロデュースするオーガニックレストラン、石窯で焼いたピザを提供するカフェなど話題性の高い飲食店を集めています。また本館から「無印良品」が移転。書籍のインディーズと称した「MUJI BOOKS」は国内3店舗目。これはフラッグシップ店に準じた扱いですね。最上階にはプラントハンター西畠清順さん設計のガーデンテラス「アトレ空中花園」がつくられ、樹齢500年のオリーブを中心に世界から集めた数十種類の珍しい植物が植えられています。

この布陣は「地元に住む全世代向け」とは言っても圧倒的にオシャレ好きな女性が対象ですね。

買い物天国の恵比寿はやはり「女の都」?

歩いて楽しいお散歩タウン

恵比寿が「オシャレな女性の街」となったのは周辺の街の影響もあったと思います。1980年代から90年代にかけて代官山や広尾、白金がオシャレな街になっていく中で、山手線駅である恵比寿にも新しい商業や飲食店が集まってきたようです。この10年くらいでは、恵比寿に続いて中目黒や目黒もメディアに取り上げられることが増えているように思えます。

では、恵比寿から隣り街まで歩いてみしょう。まず恵比寿駅から駒沢通りを東へ向かいます。300mほどで明治通りと交差します。ここを越えれば広尾1丁目。ここから続く明治通りでは、シーズンになると桜のキレイなトンネルになります。10分ほど歩けば広尾の入口。左に進めば広尾の商店街はすぐです。イタリアン老舗レストランから、フレンチフライ専門店といった変わりダネまで多様な、飲食店が向かえてくれます。商店街を抜ければ外苑西通りで、東京メトロ広尾駅に到着しました。ここを渡ればこの先は港区南麻布です。

一度恵比寿に戻りましょう。今度は西口の交番から駒沢通りを渡り北へ向かいます。飲食店が集まるエリアを抜けると恵比寿西二丁目の五叉路です。ここから左奥の坂道を上ります。マンションが多くなり、徐々に住宅地の雰囲気が強まります。坂を登り切れば代官山です。かつて東横線が地上を走っていたスペースには『ログロード代官山』。遊歩道と一体化した商業施設でブルワリーを併設したレストランやライフスタイルショップなどが集められています。さらに進めば同潤会代官山アパート跡の開発『代官山アドレス』、八幡通りを渡り、左奥に進めば『代官山T-SITE』の裏です。『蔦屋書店』を中心とした高級商業施設。代官山の中心地と言えるでしょう。その表に出れば旧山手通り。並木道には『代官山ヒルサイドテラス』『リストランテASO』が並び、店の前には高級車やスポーツカーが駐車しています。

代官山交番から富士見坂を下りていけば、桜の名所でもある目黒川に出ます。3月末のシーズンには両岸には提灯が飾られ多数の花見客で賑わいます。マンションや低層の住宅のエリアですが、カフェやアクセサリーショップ等が点在します。駅前には代官山にもあった『蔦屋書店』が出来ました。2018年の秋にはスターバックスコーヒーが『ロースタリー』というフラッグシップ業態の店舗を日本で初めてオープンさせる予定です。

恵比寿から南に向かうとどうでしょうか?駅ビルから専用通路を通り恵比寿ガーデンプレイスへ行くことも出来ますが、ここでは東口から外にでて、白金方向の東へ向かいます。恵比寿4丁目交差点を右折すると現れるのが「ビール坂」です。このビール工場に通じていた坂道を登り切れば恵比寿ガーデンプレイスに東側、サッポロビールの本社前に出ます。こちら側は住宅街ですが、サラダ専門店やアイリッシュパブなどが点在します。ウエスティンホテルの裏の谷を下りていくと、完全な住宅地です。谷に沿って左に曲がりましょう。奥に首都高が見えるはずです。首都高の向こうはまた上り坂、「日東坂」です。この坂の両側は高級マンションです。上り切れば外苑西通り、いわゆる「プラチナ通り」。40代以上の人には懐かしい『ブルーポイント』『ラ・ボエム』があるあたりです。

これはちょっと坂道が多いルートだったかもしれません。ビール坂に進まずに真っ直ぐ東に進めば外苑西通りの恵比寿三丁目交差点に出ます。さらに進めば北里通り。このあたりは恵比寿駅、広尾駅、白金台、白金高輪駅どこからも歩いて10分以上かかるアクセスの悪くてあまり外部から人が来ません。そのため地元の人を顧客とする落ち着いたカフェや隠れ家レストランが多いのです。

1時間ほど時間をかけてゆっくり歩くだけで、恵比寿とはまた違う個性の街並みやお店にたくさん出会えます。都心エリアでも恵比寿はその傾向が強くて、外を歩くことが楽しみになる街でしょう。

歩いて楽しいお散歩タウン

恵比寿はそれでも庶民の味方

新規出店の店舗が高級化していると言っても、元々下町の雰囲気がある庶民の街だった恵比寿です。今でも庶民的な店も多いのです。駅の東側にはビルの1階に個人商店が集まった『恵比寿ストア』があります。“オシャレ”とは無縁な昭和の雰囲気ですが、一周回って違和感なく現代の街に馴染んでいます。この界隈を注意しながら歩けば500円でガッツリ食べられる定食屋さんがあったり、若い女性が通う手軽なタイ料理レストランなども見つかります。

メディアに登場する店に目を奪われがちですが、恵比寿は庶民派の街でもあります。安心して買い物が出来る価格帯の店舗もある一方で、高級品や趣味趣向のお店もあり、選択肢が非常に多いのです。

賑やかな街ですが、渋谷や新宿のようなビッグターミナルほどの密集度はありません。特定の世代に偏るわけでもなく、子供をつれたファミリーの姿も見かけます。たとえば白金はクルマでないと買い物に行きにくい雰囲気がありますが、恵比寿はそこまでお高く止まっていません。オシャレや高級感もあるけれど、同時に庶民的な雰囲気も失われていない。恵比寿にはその程よいポジションに居心地のよさの秘密なのかもしれません。

恵比寿はそれでも庶民の味方

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